介護福祉士の試験受験のための条件
介護福祉士試験の受験資格
国家資格である介護福祉士の試験を受験するためには、大きく分けて3つの受験資格のいずれかを満たしていることが必要です。
まずひとつは、試験日までの間に3年以上の介護等の実務経験を有するもの、というもの。そしてふたつめは、高等学校あるいは中等教育学校にて、福祉に関する所定の教科目や単位を修了したもの、というもの。そして最後のみっつめは、特例高等学校において福祉に関する所定の教科目や単位を修了し、9ヶ月以上の介護等の実務経験を有するもの、というものです。
最後の「特例高等学校」というのは、介護福祉士 通信講座なども含まれています。
実務経験とみなされる分野
ただし、平成19年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が改訂されて以降は、福祉系の学校の修了の有無に関わらず、介護・福祉系の実務経験は必須の条件としてあげられていますから、現在は介護福祉士試験を受験するためには、必ずどこかの介護・福祉施設での実務経験をつんでおく必要があります。
実務経験に該当する施設とは、児童分野、高齢者分野、障害者分野などだけでなく、病院や生活保護法の関連施設、介護サービス事業なども含まれますが、中には介護福祉士受験資格に必要な実務経験とはみなされないものなどもあります。